日本一の宮崎牛の立役者!美味しさの秘訣は深い愛情【小林市野尻の畜産共進会】

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”和牛のオリンピック”と言われる、全国和牛能力共進会で口蹄疫の被害を乗り越え、2年連続日本一に輝いた宮崎牛。

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和牛のオリンピックは5年に一度開催され(本家オリンピックより感覚が広い!)、全国から約500頭の牛が集まります!

次回開催は来年、2017年です!!

牛の改良の成果を競う「種牛の部」と、牛肉の肉質を競う「肉牛の部」から構成され、各地域から選ばれた牛から、日本一を決めます…!

宮崎県から9頭の牛が出場したのですが(うち5部門で日本一に!!)、その中の4頭が小林市野尻町で育てられた牛!!

 

野尻町は、馬や牛を祀る「馬頭観音」が各地にあり、今でも大事に祀られていることからも分かるように、畜産の歴史が長く、地域の主要な産業として深く根付いています。

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4月5日、年に一度の小林市野尻総合畜産共進会が、松山家畜検査場で開催されたので取材に行ってきました!!

野尻町内の畜産農家さんが集まり(主に和牛)、部門別に審査が行われます。

初めて行くのでどんな雰囲気なのかドキドキしながら会場へ向かいました・・・!

ちなみに、会場では長靴必須!

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ずらり!!

並んだ立派な牛たち。

全部で50頭近くの牛が集まっていました。

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会場まで車でやってきます。

こんなにたくさんの牛たちに会ったのは初めてかもしれません・・・!

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まずは、馬頭観音像の前に集まり、神事と仏事を行います。

畜産に関わる方々にとって牛たちは大事なパートナーであり、その命をいただくことで生かされているのも私達人間です。

30分近くかけて、神事と仏事両方を行い、しっかりとお参りをしました。

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丸ごと白菜や人参、お芋などが牛さんが喜びそうなお供え物が並んでいました。

 

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審査スタート!

「雌子牛」「去勢子牛」「育成牛一種」「育成牛二種」「枝肉」の部門に分かれて行われます。

ずらりと並んだ牛を審査員たちが、じっくりと観察していきます。

評価ポイントは、体積・毛並み(つやがある・ちぢれ毛)・皮膚が柔らかい・色(和牛なので黒に近い方がいい)・爪の形や足、顔の品・・・などとのこと。

 

全国大会に出場したことのある畜産家さんは、

「一番大切なのは観察すること。最初は顔の違いも分からなかったけど、毎日とにかく観察して気を配り、今では耳の角度の違いから熱があるのが分かったり、全ての牛に個性があることがわかるようになった」

と言っていました。

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みなさんの牛との関わり方を見ていると、私がチョピ(愛猫)に接するのと同じように、よしよししたり、喉をなでで落ち着かせたり、話しかけたり、笑顔を向けたり・・・

牛の体はとても大きく、おしっこも調豪快ですが、

すごく可愛い存在に思えてきました。

「家族の一員みたいだよ」

育てている方に話を聞くと、みなさん本当に大事そうに牛のことを話してくれて、家族の一員だと言っていました。

日本一の宮崎牛の美味しさは、こうやって丹精込めて手間暇かけて、愛情たっぷり大事に大事に育てられているからこそなんだな・・・と思いました!

 

これから野尻の畜産について聞き書きをしていきます。

歴史や様々なお話を聞かせていただき、また繋ぎ屋でも発信していきます!

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

Emi

北海道函館出身の86世代。自然の中で食・住・ナリワイを創る暮らし目指して、2015年9月26日から夫婦で東京から宮崎県小林市野尻町へ移住。広告営業、地域情報誌の記者編集、広報などを経て、現在は地域おこし協力隊&聞き書きライターとして活動中。 広報PRの仕事や聞き書き本の制作・ハーブを中心とした畑づくりをしながら、移動式古書カフェ・ゲストハウスオープンへ向けて準備中です。