梵字が刻まれた洞窟で願い事を【小林市の文化財を歴女と巡る】

東麓
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先日、寒い中、隣町の協力隊の方が来てくれたので野尻の町を案内してきました!

彼女は歴女

どんなところを見たいですか?と聞くと、文化財を見たい!と。

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旧野尻町時代につくられたパンフレット「野尻町の文化財」。

城址や関所跡など15の文化財が掲載されています。

野尻に移住して4ヵ月が経とうとしていますが、まだ一つも行ったことがありませんでした・・

正直、関所跡とか行っても看板があるだけで、面白くないのでは?と思っていましたが、せっかくの機会なので歴女と一緒に巡ってみることにしました!

 

 天岩戸っぽい?!洞窟の崖に梵字が刻まれた霊験あらたかな場所【東麓磨崖仏】

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小林市から都城市へ向かう山道を、少し入ったところに現れた鳥居。

有難いことに車が2~3台停められるスペースもあります。

鳥居をくぐり、山道を歩いて下ります。

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道は歩けるようになっていますが、手すりもなく、雨上がりだとぬかるんで歩くのが困難になるそうです。

もちろん電気もないので明るいうちにくることをお勧めします。

 

数分歩くと、崖の下(洞窟?)に建物が登場!!

東麓

辺りはシーンとしていて、ひんやりしていて、ただならぬ空気が漂っていました・・・

なんだか、高千穂の天岩戸神社に似ている気が・・・

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洞窟の入り口の崖に梵字が彫刻されています。

 

この磨崖仏を地元の人は「岩観音」と呼び、南北朝から室町時代に作られたと推定されています。

そんなに昔からこの辺りにも人が住んでいたのですね…

全部で5つの梵字(仏名を表す種字)が刻まれていて、荘厳な雰囲気を醸し出しています。(私たちは1つしか見つけれられませんでした・・)

「現世御利益の願いを叶える観世音菩薩」を刻んだこの磨崖仏は、馬頭観世菩としてあがめられていて、霊験あらたかな観音様として「願かけお膳」などの物語も語り継がれているそうです。

 

山道を下ってようやく出会える秘境のようなロケーション、霊験あらたかな雰囲気も含めて、おススメです!

 

昔の旅人に思い馳せるのにぴったりな場所【池ノ原一里塚】

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いくつかある「○○一里塚」の一つ、「池ノ原(いけのはる)一里塚」。

塚と聞いて古墳的なお墓だったのかなーと思っていましたが違いました。

一里塚は鹿児島県下町札辻を起点として、一里ごとに道程の木として、木陰をつくる良い木が植えられ、旅人の憩いの場として、諸所に作られたもの。

旅人の目印でもあったのですね。

 

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一里塚の周りは畑地に囲まれていて、周囲に住宅もなく、本当に静かで空が広くて、ただただぼんやりと過ごしたくなる、

昔の旅人がここを通り過ぎていったんだな~と、時を越えて思いはせるのにぴったりな場所でした!

 

「町の暮らしを豊かにしたい」30年かけて実現した通水【開田物語の舞台となった場所】

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文化財ではないですが…

野尻の歴史を語るうえで欠かせないストーリーに「開田物語」があります。

小林市は水の宝庫と言われいますが、隣町の野尻町は水源がなく昭和初期ころまで米が作れず、とても貧しいまちでした。

それを打破するために水を引こう!

と立ち上がった2人の青年。

機会もなく、隣町から水を引くことは「絶対に無理!」と言われていたそうで、何年もかけて県に話をして、ようやく調査する許可を受け、莫大なお金がかかると言われても、私財を投げ打って、水を引く工事を進めました。

「町の暮らしを豊かにしたい。そのためには水が必要だ」

この想いだけを胸に、約30年(許可をもらうのに20年、水を引くのに10年)もの長い年月をかけ、昭和5年10月19日、ついに待望の通水が実現したのです!

30年…想像を絶するような苦労を越えて水が引かれたんだな…

この場所は、開田した2人の青年の1人、信時金之助翁が中心となって水を引いた、漆野原一帯。

金之助翁の記念碑と水神様が祀ってあります。

ストーリーを知ったうえで訪れると、感慨深い気持ちになります。

 

文化財って、思っていた以上に面白い!

 

今回は、15個あるうち半分くらいしか回れませんでしたが、なかなかに楽しかったです。

来る前に、野尻町史なども編集した郷土史家の方のお話を聞いていたことや、開田物語について調べていたこともあり、背景を知った上で歴史を巡ると面白いなーと思いました。

まだまだ知らない土地に伝わる伝説などもありそうなので、文化財を維持管理している土地の方にお話を聞いてみたいなと思いました。

長期滞在でゆっくり訪れる方には案内したい、ディープな町の見どころでした!

【参考】小林市の文化財

 

 

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東京から宮崎に移住しました!
「#移住日記」書いてます。
宮崎県小林市で地域おこし協力隊やってます。

 

Emi
北海道函館出身の86世代。自然の中で食・住・ナリワイを創る暮らし目指して、2015年9月26日から夫婦で東京から宮崎県小林市野尻町へ移住。広告営業、地域情報誌の記者編集、広報などを経て、現在は地域おこし協力隊&聞き書きライターとして活動中。
広報PRの仕事や聞き書き本の制作・ハーブを中心とした畑づくりをしながら、移動式古書カフェ・ゲストハウスオープンへ向けて準備中です。
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Emi

北海道函館出身の86世代。自然の中で食・住・ナリワイを創る暮らし目指して、2015年9月26日から夫婦で東京から宮崎県小林市野尻町へ移住。広告営業、地域情報誌の記者編集、広報などを経て、現在は地域おこし協力隊&聞き書きライターとして活動中。 広報PRの仕事や聞き書き本の制作・ハーブを中心とした畑づくりをしながら、移動式古書カフェ・ゲストハウスオープンへ向けて準備中です。