小林市は市内で旅行気分を味わえる!西郷隆盛も歩いた地、須木

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先日、小林市内の隣の地区「須木地区」へ行ってきました。

小野湖周辺

小野湖周辺

 

須木は野尻と同様、5年前に合併して小林市になった地区で、

同じ市内でも違う町に来たような感覚になりました。

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地図でいうと↑こんな感じの位置関係です。

小林市の中心地から車で約20分。

うちからは車で約30分。

私が住んでいる野尻も自然豊かで静かですが、須木は山に囲まれていて車通りも少なく、「自然の中にいる感覚」をより感じられる場所だな~と思いました。

須木を案内してくれた地域おこし協力隊の石黒さん。

須木を案内してくれた地域おこし協力隊の石黒さん。

 

同じ小林市地域おこし協力隊の須木地区担当 石黒さんに、須木を案内してもらいました!

その模様を写真と共にお伝えします!

 

茅葺の古民家宿で日本のふるさとを感じる

かるかや

かるかや

 

最初に訪れたのは、すきむらんどにある、茅葺の古民家「かるかや」。

一棟ずつ宿泊できる宿です!

山に囲まれた場所で大きな湖もあり、自然を存分に感じられます。

4棟しかないので、夜はシーンとして静かで、空には満天の星空、冬は薄っすらと雪も降るそうです。

四季や朝夜の移り変わりなど自然を偉大さを感じたり、

静寂の中、自分の内側と向き合ったり、

お忍びデートにも良いかもしれません・・・

中は囲炉裏があったり古民家暮らしを味わえますが、水回りなどは綺麗で使いやすいのも安心。

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茅葺の食事処「かるかや」で須木の味覚を堪能

茅葺古民家は宿の他に、食事のみ利用できる「かるかや」があります。

早速ランチ!

 

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お店に入ると囲炉裏がお出迎え。

温かい・・・

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さすが九州!

様々な焼酎がずらりと並んでいます。

すきむらんどには須木焼酎をつくる「須木酒造」もあり、予約制で見学もできるそうです!

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イチオシメニューはこちら!

「かるかや御膳」(1300円)

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須木の美味しさを、ちょっとずついろいろ楽しめるところが嬉しい!
猪の甘煮
鹿の胡麻風味上げ
地採れ椎茸の南蛮漬け
季節野菜の天ぷら 柚子塩
柿の白和え
田舎煮
冬瓜おぼろあんかけ
里芋衣かつぎ
手造りこんにゃく
芋ごはん そば 漬物付き

猪と鹿!ジビエも味わえます。

須木は山が多いので猪や鹿がよく採れるそうです。

一品一品丁寧につくられている感じがして、美味しかった!

まずは須木の魅力を味覚で堪能しました!!

世界のバンガローに泊まる

すきむらんどには、茅葺の古民家宿のほかに、世界のバンガローを集めた世界の山小屋もあります!

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本格的なログハウスで、中にはキッチン、風呂、水洗トイレ、冷暖房が完備。

すぐ近くに運動場もあるので合宿などにも良さそう。

須木にいながら世界の山小屋に泊まっている雰囲気を味わえそうです!

歴女の解説と共に巡る須木歴史ツアー

石黒さんは元旅行会社勤務で、プライベートでも旅が好きとのことで、観光案内がとても上手!

しかも歴史好きの「歴女」。

幕末のころ、西南戦争で敗れた西郷隆盛が薩摩に帰る途中、この須木を隠れながら通過していった・・・

など歴史にまつわるスポットもいろいろあるので、ストーリーと共にいろいろ案内してくれました。

八人塚の一本杉

 

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大きな一本杉。

南北朝時代、合戦に敗れて退き、須木城にたてこもり攻防を続け、なんとか命を繋いだ八人の若武者が、ようやくこの地に差し掛かったとき、敵に見つかり命を落とした。
若い命が失われたことを憂いた里人が植えた一本の杉が、若武者の命を受け継いだかのように逞しく成長した。

・・・

という話が伝えられているそうです。

西郷隆盛が宿泊した地

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薩摩に戻る途中、西郷隆盛が宿泊したとされている場所に記念碑が立っていました。

最近「るろうに剣心」を再読していたので、あの動乱の時代にこの地に西郷さんがいたのか・・と思うと、なんだかぐっときました・・・

道なき道を行く、塩の道

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道なき道を切り開いて薩摩に塩を運んだとされる「塩の道」。

この入り口から数キロは、かろうじて歩ける道になっていますが、その先は今は道なき道で簡単には入れないそうです。

この道をずっと進んでいくと、山を越えて、ウチの裏にある道まで続いているらしく・・・

こんな山道を歩いて塩を運んでいたなんて…今の流通の進歩に感謝を抱きました。。

悲話が伝わる「ままこ滝」

最後は、大つり橋を渡ったところから見える「ままこ滝」。

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綾町にある世界一高いつり橋と比べると、普通ですが、

怖がらずに渡れるちょうどよい高さが良かったです。

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奥に見えるのが「ままこ滝」

いつもは子を憎み、邪険に接する継母が、今日だけはどうしたことか「しらみでもとってやろうか」と娘を膝に引き寄せ髪をとかしはじめた。娘は今までに味わったことのない継母の優しさに接し、無心になって自分の帯と母の帯を結んだりほどいたりして遊んでいた。継母の恐ろしいたくらみをつゆほどにも知らずに…

その時、頃合いを見計らった継母が、娘を満身の力で滝へと突き飛ばした。しかし、たまたま二人の帯はしっかりと結ばれていたのである。千尋の滝つぼへともんどりうって落ちていったのは、いたいけな娘とその子を憎み続けた継母の二つの塊であった。  それ以後、人々はこの滝を「まま子滝」と呼ぶようになり、二人の供養のため、滝の近くに二体の観音像をまつった。この観音にちなんで「観音滝」とも呼ばれるようになった。          (須木村史から・一部中略)

景観はとても美しかったですが、悲話が似合う、少し寂し気な場所でした。

夜は鹿が家の前に現れる石黒さん宅にて。

夜は鹿が家の前に現れる石黒さん宅にて。

 

同じ小林市内でも少し車を走らせただけで、どこかに観光旅行に来たような気分を味わえた須木ツアーでした!

茅葺古民家で宿泊して温泉に入って(すきむらんどに温泉もあるのです!)、ジビエ料理を堪能して、自然を感じながらしっぽりと過ごす・・・

宮崎へ来た際には案内したいスポットです!

 

 

東京から宮崎に移住しました!

「#移住日記」書いてます。

宮崎県小林市で地域おこし協力隊やってます。

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ABOUTこの記事をかいた人

Emi

北海道函館出身の86世代。自然の中で食・住・ナリワイを創る暮らし目指して、2015年9月26日から夫婦で東京から宮崎県小林市野尻町へ移住。広告営業、地域情報誌の記者編集、広報などを経て、現在は地域おこし協力隊&聞き書きライターとして活動中。 広報PRの仕事や聞き書き本の制作・ハーブを中心とした畑づくりをしながら、移動式古書カフェ・ゲストハウスオープンへ向けて準備中です。