同調圧力を感じても、はみ出すことを恐れずにしなやかに変人であろう。

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移住14日目のときに、Facebookに書いた移住メモを元に振り返ります。

 

地域おこし協力隊として着任して2週連続で週末に地元のお祭り、イベントがありイベントのお手伝をとにかくし続ける日々が続いていました。

 

学校生活や会社員生活のときに葛藤の原因の一つになっていた、「ここではこれが普通」「普通にある基準からはみだしてはいけない」という、〝同調圧力”(…この言葉は2年前一瞬会社に行けなくなったとき、宇宙から地球浄化のために来ていると思われるKさんに教えてもらい救われました)。

 

同調圧力というものがあるんだ、と分かったら、普通と言われていることと自分がずれた考えをしていても私がおかしいわけじゃないんだ、それでいいんだ、と思えるようになりました。

 

でも、環境の影響って大きいから、どこに行っても動じず「私の基準で私は在る」と確立できていないので、いつの間にかがんじがらめになっていて、「普通であれない自分がおかしい」「ダメな奴だ」と苦しむループにはまっていく…ということがある。

 

移住して2週間目で、そのループにはまりかけていることに気づきました。

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移住して2週間、地域おこし協力隊の活動が始まって10日目、自分の内側がグラグラ揺れたことに気付きました。

 

「まずは野尻にしっかりと根を張り、地域のことを知ることから(外を見るのはその後で)」
という話しが最初にあり、まずは地域を知ることは大事だなと私も思ってやっていました。

 

野尻町は5年前に小林市と合併して小林市野尻町になりました。

野尻はフロンティア精神の町と言われ独立心が強く、合併しても小林市の他の町とは人も風土も違うところがある。違うことがそれぞれの町の特徴になり魅力であると思います。
〝野尻愛”が(特に年配の方々は)強く、強すぎることで「ここではこのやりかたが普通」「他を知る必要はない」といった感じを受け、ちょっと窮屈さを感じてしましました。。

 

“嫌だな”という気持ちに気付いた瞬間、どどどっといろんなものが湧いてきました。
・地域のみんなに好かれるようにしなきゃ
・好かれるために求められることをしなきゃ
・地域に馴染むために既存でやっていることのお手伝いを積極的にしなきゃ
・相手の基準に合わせて話さなきゃ
・私はこの地域で一番の新入り(何度も言われた)だから何でもやらなきゃ

うわぁー…“しなきゃ”のオンパレード!!
やめたいと思って今までやめてきたことを無意識にやってる自分がいた。

 

“自分の内側と深く繋がって生きること”
“人生をデザインして創ること”

移住を決めた目的と離れている現状に気付いて、あわわー!だからグラグラしてたのか!!
我慢して自分を抑えて、はみ出さないように、ここのやり方に合わせて馴染むこと、それを優先させていったらこの先もこの地域で住み続けることが嫌になるし、
私だけでなく新しく外から来たいと思う人も増えず、本当に求められている(どこまで地域の人たちが本当に求めているかはまだ分からないけど…)、
地域の魅力を外に発信して活性化すること・移住定住者を増やすことを実現できない。
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今も地域の人たちが祭りやイベントを企画して色々やっているので、
今あるものを同じくやってもあまり意味がない、今ないものを小さくても創って見せて(魅せて)いくことが必要だと感じています。

 

同じ方向を向いて感覚的なことも安心して話し合えるパートナーがいることや、

共感できる価値観を大事にしている先輩移住者の方々と出会えたこと、

グラグラして自分の真ん中から離れているときに、真ん中に戻るスピードを速めてくれる存在がある有難さを感じました。

 

「変な人と思われるくらいでいいんだよ」

先輩移住者の方に言われ、すごく安心しました。

例えば、テレビを持っていないことを地元の人に話すと、ものすごく驚かれるのであまり言わないようにしていたり、話すことも相手に合わせすぎている私に、有難い一言でした。

 

はみ出すことを恐れずに、どこでも、誰でも、自分の中心でいられて、自ら生み出し表現すること、人生をデザインして創っていくことに、日々挑戦して生きていきます。

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ABOUTこの記事をかいた人

Emi

北海道函館出身の86世代。自然の中で食・住・ナリワイを創る暮らし目指して、2015年9月26日から夫婦で東京から宮崎県小林市野尻町へ移住。広告営業、地域情報誌の記者編集、広報などを経て、現在は地域おこし協力隊&聞き書きライターとして活動中。 広報PRの仕事や聞き書き本の制作・ハーブを中心とした畑づくりをしながら、移動式古書カフェ・ゲストハウスオープンへ向けて準備中です。