地域おこし協力隊の活動を始めて4ヵ月。
これまで繋ぎ屋でも、協力隊についていろいろ感じたことを書いてきました。
【地域おこし協力隊の葛藤】就任して2ヶ月、私は何をしたのか?
要注意!地域おこし協力隊を検討している方に気を付けてほしい3つのこと
地域おこし協力隊に応募するとき、自治体側の受け入れ体制を見ることが重要!といろんなところで耳にしました。
確かにそうだよなーと思いながらも、受け入れ体制って何がどう違うんだ?
自治体によってそんなに差があるのかな??
といまいちどこが違うのかピンときていませんでした。
最近、他の地域の協力隊の方の話を聞く機会も増え、自治体の課題を聞いたり、逆に「小林市は受け入れ体制が整っている」という評判を聞くこともあります。
4ヵ月、協力隊活動をしてきた中で感じた(あくまで私個人的な主観の話です)、【地域おこし協力隊を受け入れる自治体の、ここがあると有難いポイント】をまとめてみようと思います!
目次
受け入れ課の連携がスムーズ・決済スピードが速い!
行政って縦割りで、何をやるにも書類やら決裁やらでスピードが遅い…
というイメージがありましたが、私の所属する地域振興課は、少人数チームで課長を筆頭にまとまっていて(課長の決断力と行動力がすごい)、何かやりたいといったときにやるまでのスピードが速い!
直属の担当職員の方と決裁権をもつ課長との距離感が近く、話がよく通っているので、「こんなことをやりたいです」と話しをするとすぐに、できるできない、どうすればいいか、と話が動く。
最初はトライ&エラーをどんどんやっていきたいので、相談から決定までが速い、このスピード感は有難いです。
協力隊の存在を地域にどんどんPRしてくれる!露出する機会が豊富にある!
協力隊の活動はメディアにも取り上げてもらいやすいので、協力隊の露出=町のPRにも繋がることもあり、協力隊の活動を始めてから、いろいろと取り上げてもらえることが増えました。
これは、とっても有難いのです!
地域の方々にとって、地域おこし協力隊って何者?!とまだまだ認知されていないことが多々あります。
テレビや新聞の影響力は、地方では特に強く、テレビに出た翌日は「昨日見たよ!出てたでしょ!」と、様々な方から声をかけてもらえたり、
初めての方に会いに行くときも「あ!この前テレビで見たよー!」と、安心して受け入れてもらえます。
さらに、野尻ではケーブルテレビ・野尻オリジナルの広報誌と発信メディアを多々持っているので、そこでもいろいろと露出させてもらっています!
【レポーター第2弾】聞き書き取材で感じた、地域に眠る宝物に出会う喜び
広報誌は8ページ中2ページを任せてもらっていて、ケーブルテレビの番組も企画からレポーターまで担当させてもらえることとなり、より自分の想いの真ん中で発信することができるので、大変有難いです。
メディアへの露出を積極的に行っている自治体や、広報誌やケーブルテレビなど発信媒体をもっている自治体は、協力隊にとって強い味方となると思います!
地域との強い結びつきがあって、顔が広い!
これは、どこの自治体でもそういうものかもしれませんが、、
知らない土地に入るとき、最初は地域にどんな人がいるのか全くわかりません。
そのときに、役場の人=地域の人(昔から住んでいて、顔が広い)だと、「○○ならこの人に聞いたらいいよ」「○○はこの人が詳しいよ」と、人を紹介してくれる。
これはとても助かります。
小さい町にとって役場は地域の憩いの場でもあるので、人や情報が集まってきます。
そこを上手くキャッチアップできれば、地域に入っていきやすいなと思います!
フットワークがめちゃめちゃ軽い!
役場の中の仕事は、協力隊になるまでよくわかりませんでした。
でも、中に入ってみると、本当に何でもやるんだなと、尊敬します。。
特に地域振興課という場所だからかもしれませんが、地域で開催するイベントやお祭りなど、地域振興に繋がることはなんでもやります。
そのときの、職員の方のフットワークの軽さはすごい!
そしてフォロー力もすごい!
お役所って本当に市民のためにやっているのかな?と東京にいたころは全く身近に感じませんでしたが、ここでの役場の役割はなくてはならないものなんじゃないかなーと日々感じます。
協力隊が何か活動するときに、困ったときは小さいことから大きなことまで、親身になって相談にのってくれます。
これは同じ課内の人だけでなく、他の課の人も同じくめちゃ丁寧に相談にのってくれます。
1聞いたら10応えようとしてくれる姿勢が、本当有難いです。
話を聞いてくれる&求めていることを伝えてくれる=話合う姿勢をもってくれる
一番はこれです。
自分がやりたいことと、自治体側が求めていることが最初から完全に一致することは少ないと思います。
やりながら変わっていくことも多々あるし。
自分がやりたいこと・思っていることを聞いてもらえる場があること、
そして自治体側(=地域の方々)が求めていることを聞けること、
フラットな関係で話をして、両方に一致するポイントを探っていけるような関係であることが理想だなと思います。
活動内容にしても、予算の使い道についても、歩み寄ろうとしてくれる姿勢があるのは、とても有難いです。
お互いの求める一致ポイントを見つけられることが、結果的にお互いにとって一番良いと思うので、引き続きそこを探していきたいと思います。
まとめ
これを書いてみて、協力隊の活動をすすめる上で(当然ですが)受け入れ自治体の協力は不可欠だなと改めて思いました。
良いことばかり書いているようですが、もちろん全てが順風満帆なわけではなく、すり合わせながら進めていくことが必要だと思います。
それでも、結構やりたいように伸び伸びと活動させてもらっているなーと思い、それは、先輩隊員たちが築いてくれた環境があったおかげだったり、役場の方々が協力的だったりするおかげさまだなと感じています。
ここで挙げたことは、事前に見極めることは難しいかもですが、メディアの露出状況や先輩隊員の話などを基に、これから地域おこし協力隊を検討する方へ参考にしてもらえたら嬉しいです!
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東京から宮崎に移住しました!
「#移住日記」書いてます。
宮崎県小林市で地域おこし協力隊やってます。
北海道函館出身の86世代。自然の中で食・住・ナリワイを創る暮らし目指して、2015年9月26日から夫婦で東京から宮崎県小林市野尻町へ移住。広告営業、地域情報誌の記者編集、広報などを経て、現在は地域おこし協力隊&聞き書きライターとして活動中。
広報PRの仕事や聞き書き本の制作・ハーブを中心とした畑づくりをしながら、移動式古書カフェ・ゲストハウスオープンへ向けて準備中です。