俺らは遊ぶように働くために移住した。食も家も仕事も自給したい

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今日は灯台もと暮らしのお二方が移住インタビューにいらっしゃったので、移住の経緯やこれからの展望などを簡単に話し、てげつーさんのときもそうだったように、今後もこういったことはあるだろうと思ったので、ある程度テンプレ的にまとめておこうかと思います。

同年代、移住の先駆者イケハヤさんの存在

キッカケとしては入籍のタイミングで、これから2人でどんなライフスタイルを送りたいか話合う中で、いろんな偶然が重なり、最終的に小林市に移住することになったわけですが。

2015年に入って具体的に話を進める中で、2人ともこれ以上東京に住み続けるということに魅力を感じなくなってきていて、俺の言葉で言うと、東京に飽きてきていて。なんか面白くねーなと。なんでか?っていうところまでは言語化できていなかったわけですが。その後イケハヤさんが言語化してくれているのを見て納得したのは、すでに東京は飽和しまくっているということでした。

東京はもう「つまらない」。…ってみんな気付いてますよね。

確かに東京では、新しいことをやるほうが難しいし、同じようなことをやってる人が多過ぎて、全然新鮮味がない。その割に生活コストが高すぎて、もはやいる意味ないなと。

クラウドワークスや知り合いの紹介やらで、ライティングでも最悪食えるなというラインが見えたのも移住へのハードルがぐっと下がりましたね。あーこれで俺、パソコンあれば仕事どこでも作れるやっていう。

イケハヤさんが、地方暮らしの生活コストの低さをどんどん発信してくれるのも大きな後押しになりました。えっ、そんなに安く住めるの?って嬉しい驚きの連続でしたね。※大体どこの地方も2,3万円あれば空き家に住めるんじゃないかな。

移住を後押ししてくれた本たち

また、そのタイミングで読んでいた本の影響もかなり大きかったです。

1つ目が「ナリワイをつくる」。めちゃ感銘を受けました。なんか、今まで周りの人が言っていたビジネスの組み立て方と真逆の発想だったんですよ。拡大を目指さない点、支出を減らす自分ごとから始める、自給力を高めるetc..特に自給力を高めるって言う点が響いた点で、家も作る、食も作るっていう発想がまるでなかった俺には、あっそういう生き方もありなんですねと、目からうろこだったのを覚えています。しかも買うよりも断然面白いっていうのが、著者の伊藤さんから伝わってきたのも大きかった。

言わずと知れた「半農半X」の影響もありました。人が充実感を持って生きるためには、食と生きがいを感じられるX(仕事)が必要。ほんとその通りだと思いましたし、食を自給するというのはそれほど難しくないというのも、この本で得られた実感です。専業農家ならいざ知らず、自給分を作るのは難しくないんだと勇気をくれた一冊です。

高坂さんのダウンシフタ―ズも大きかった。経済戦争の違和感からドロップアウトして、池袋のオーガニックバーたまつきをOPENするまでの赤裸々な内容が詳細に綴られていて、この本がどれだけの人たちに影響を与えたかは計り知れず。具体的にバーをOPENする前に、最低限我慢無く満足して生きるために必要なお金を計算した項は特に参考になりました。無理せずとも、自分が何を求めて何を欲していないのか、足るを知って、やるべきことをやれば、自分の幸せのラインはクリアできるんだなと教えてくれた一冊。

買うよりも作った方が面白い

これらの影響を受けて、最終的にお金を使って買うよりも、つくる方が面白いというイメージに変わっていきました。今まではお金の基準で決めていた部分が今よりも多かったと思うんですが、お金関係なく、自分の最高基準を追求したいなと思ってきたんですよね。

そうすると、結局は自分で作った方が早道だなって思えてきて。

誰がどうやって作ったのかわからない野菜、お米よりも、自分が食べたいものを、薬を使わないでつくったものの方がいい。そのフェーズの前段階として、安全なものを生産者の近くで選んだ方が確率が高い。(全然、東京のオーガニックと言っても高いものだけでまがいもんも多いですし。)

居住空間も、緑が欲しいなと思って花屋さんなんかで、よく花を買ったり、観葉植物を置いたりしてたんですが、それだったら自然があるところに住めばいいんじゃないかと。しかも家も作れるらしいぞと。それなら自分で作った方が好きにつくれていいじゃないかと。

傍観者であるよりもプレイヤーの方が楽しい

スポーツもそうですが、見るよりもやる方が断然面白い。だから、あらゆる面でプレイヤーでありたいなと。飯も作る、仕事も作る。なんだろう、俺はクリエイター気質だからそう思うのか。みんなも本来はそうなのか。

趣味みたいなもんですよね。遊びですよ。生きるってのは究極遊びなんだと思います。仕事、遊びの垣根を作ると途端につまらなくなる。遊ぶように働き、真剣に遊ぶ。そんなライフスタイルを目指して俺は移住したんだと思います。

チームで移住するメリット

あとは、実際に移住するうえで、同じような価値観の人がいれば言うことなしかと思います。俺らは夫婦で移住したのですが、やはり一人でもそういった価値観を共有できる人がいると、方向性がぶれなかったり、地域の同町圧力に飲まれずに済んだり、いろいろとメリットがあります。移住組の先輩なんかがいたり、同期で移住する人がいるというのもありがたい点ですね。

WEB×地方移住の可能性

今やWEBが発達しているので、場所を選ばずに働ける人も事実たくさんいます。周りでも結構そういう人いますし、どんどん増えていますよね。

少し前なんかはネットショップを作るのも一苦労だったのに、今やBASEで1分もあればネットショップが誰でも作成できる。ほんと生き方を選べるいい時代になったものです。こっちのおじいちゃんたちはインターネットすらできない人もいるので、若者がいけばすぐに農家さんのお役に立てる。開拓待ちのフィールドがたくさんあります。

俺らもこっちでネットショップ始めましたし、これからもどんどん地方移住、田舎暮らしのメリットを発信していきますので、今後も乞うご期待!

 

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東京から宮崎に移住しました!
「#移住日記」書いてます。
宮崎県小林市で地域おこし協力隊やってます。

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ABOUTこの記事をかいた人

Shinta Hosokawa

岩手県出身の86世代。2015年10月、東京から小林市へ地域おこし協力隊として移住。情報発信からの現地滞在、新たな人の流れを作るべく。メディアを育てつつ、ブックカフェ兼ゲストハウスというリアルな箱を準備中。