地方には刺激的な人がいないというウソ。自分の感性で選んだ地には、近い感性の面白い人がいる。

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昨夜は小林移住の先輩にご招待頂き、北きりしま移住支援センターの中里さんちで交流会でした。

中里さんは震災後東京からの移住組としての第一人者であり、北きりしま移住支援センター(通称みきハウス)は、小林近隣(えびの市、高原町et..)の移住者・I・Uターン者が集まるコミュニティスペースとして、人と人とを繋ぐ場となっています。

昨夜もえびの市の協力隊の方や、早期退職されて移住されたご夫婦、お子さんの出産を契機に移住されたご夫妻、バングラで10年以上写真を取り続け、今は小林で遺跡発掘をされている方、えびの市でホーリーバジルを栽培されている方etc..本当に多様な方々(しかし脱消費・自給生活、自然との共生を目指した生き方等、目指す方向性の近い方々)が一堂に会されており。

空き家バンクを自費で修繕して家賃5千円で済んでいるという話や、1年目から米を自然農(無農薬、肥料不使用)で作りはじめ、既に1年弱分の米を自給しているという話、自家製ビールを飲もうという話(ビールを作るなんていう発想あります?俺は全くなかったですね、小林は水が自慢の街なのでその水で作ったビールはうまいに決まっています)。

ハーブを勉強して作ろうと思うんですよ..なんて話せば勉強なんていらないよ!その辺にほっといても生えてるから、すぐできる!と心強い言葉の嵐。

この人たち、移住組の先輩たちはかなり突き抜けて駆け抜けてる人たちが多く、めちゃ刺激的な時間でした。

これもみきハウスというコミュニティースペースがあればこそ。

こうした移住者の集う空間があるかないかというのは、移住希望者が移住先を検討するうえで一つの大きな基準になると思います。僕らは今回たまたま小林に移住を決め、たまたまみきハウスというコミュニティースペースがあったので本当にラッキーだと思いますが、これから移住を考えているという人には、その地にみきハウスのような場所があるかどうかチェック項目に入れると、移住後の生活がさらに実りあるものになるんじゃないかな。

一度首都圏に住んだからこそ地方の魅力がわかっていたり、近い価値観、目指すライフスタイルに共通項目が多かったり、バックグラウンドが近い方が多いので話も弾みます。

単身で乗り込むにしても、家族で乗り込むにしても、こうした場があると移住希望者も実際に住んだ後の生活を具体的にイメージできますし、その地に住んだとしてどういった人と交流を持つのかイメージできます。行政としてもこういう場があると移住希望者の移住率が高まって願ったりですよね。

僕がよく読んでいるイケハヤさんもブログで言っています。
地方移住するなら「移住者がすでに集まっている地域」をおすすめします。

よく地方には東京のように面白い人がいない、価値観が画一的、なんて言う人がいますが(というか僕がそう思っていた一人だったんですが)、少なくとも小林はそんなことはないし、移住者をもっと受け入れている場所なんかもおそらく同じような感じだと思いますよ!

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ABOUTこの記事をかいた人

Shinta Hosokawa

岩手県出身の86世代。2015年10月、東京から小林市へ地域おこし協力隊として移住。情報発信からの現地滞在、新たな人の流れを作るべく。メディアを育てつつ、ブックカフェ兼ゲストハウスというリアルな箱を準備中。