ノマドワーカーが田舎に増えれば若者は地元に残るんじゃないか?

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出展:http://s.yagi.megamix-hair.com

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今日はノマドワークという働き方が地方都市、田舎暮らしに与えるプラスの影響について考えてみます。

固定のオフィスに囚われない働き方は今後増えていくと思いますし、そうなることで田舎に若者が溢れる未来を僕は描いてるので、その辺りについて書いてみようかと。

地元には職がないから致し方なく出て行く若者たち

そもそもの話なんですが、僕自身が宮崎の小林市という人口5万人弱の地方都市へ移住してみて感じるのが、選べる仕事の職種が少ないということで。

おそらく多くの地方都市が同じような状況にあると思うのですが(実際僕の実家のある花巻市でもそう)、クリエイティブな職に従事できる環境がほぼありません。

ここでいうクリエイティブな仕事とは、デザイン関係の仕事であったり、絵を描く仕事、ライティングの仕事、ウェブサイトの製作、映像製作なんかを指しているんですが。

こうした職に就きたいと思う若者がいても、地元にはそうした職場がないから致し方なく地元を出ざるを得ない。

僕も高校を出て大学を出て、就職活動をしたときに地元へ帰らなかった(帰れなかった)理由のひとつに働きたい職が地元にはないという理由がありましたから、同じような若者って多いと思うんですよね。

地元に多様な働き方、いろんな職業があれば、地元に残る若者や、一度進学や就職で首都圏に出た若手も戻って来られるんじゃないかと、個人的には思っているので、その辺の実現可能性を本記事では書いてみたいと思います。

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地元の面白い働き方を大人が見せてあげること

僕の経験でいえば、大学で就職活動を考えたとき、地元での就職も一度は考えました。 ただ、すぐに無いなと思ったのがやはり就職口が限られていたから。

もう7、8年前の話なんで今の岩手の就職事情は変わってるんでしょうが、当時の岩手だと公務員か東北電力か銀行か。この辺が文系卒の3大安定コースでして。当時、安定という言葉の対極にいた自分にはどれも縁の無い話。

ウェブの会社もいくつかは見たんですが、当時の自分にとってピンとくるカッコいいと思える企業が見つからなかった。それで地元に帰る線はなくなったのを覚えています。

要するに選択肢がなかった。

贅沢言うな!と言われればそれまでですが、この多様な選択肢に溢れた現代で、若者に選ぶなということはもう難しい時代にあると思います。

それよりも、選びたくなる選択肢を地元に用意しておいてあげる。働きたい、面白そうだなと思える企業を地元に育てておく。こうしたスタンスが多くの地方都市に求められているのでは。

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ノマドワーカーを誘致・育成する自治体

そんな中、既に幾つかの自治体ではノマドワーカーを育成する動きが始まっています。

地方創生の先進地として知られる徳島県の神山町では、インターネット環境を整備したサテライトオフィスを用意。

東京の会社から出向して固定のオフィスに縛られないノマドワーカーが働ける環境が整備されています。

こうした働き方を地元で身近に見た子どもたちは、一度外に出たとしても戻ってきて地元で働くイメージをとりあえず一つは持てる。

参考:神山プロジェクトが謳う【東京を救う新しい働き方】とは?

同様に宮崎県日南市でも【ウェブライター100人育成計画】という面白い試みが行われており。

参考:日南市【ウェブライター100人育成計画】にみる地方創成の新たな形

場所やオフィスに囚われないノマドワーカーという働き方は今後ますます増えていくでしょうから、PCとインターネットが整備されていれば、地元で働くという選択肢も今よりも格段に選びやすくなるんじゃないかと。

例にあげた神山町や日南市のような試みをする自治体が、今後どんどん増えていくだろうと踏んでます。

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小林市でもウェブライターを量産する構想

そんな社会情勢の中、今の自分の立場が地域おこし協力隊ということもあり、3年以内の起業、地域の課題を解決しながら定住できるビジネスモデル作りに励んでいるのですが。

現状、自分にとって一番関心の高い地域課題が市の新たな雇用創造による若年層の人口流出減。

自分個人として目指しているのが場所に囚われないノマドワーカーという働き方。

ということで、この辺りをリンクさせて小林市でも日南市のような活動ができればと思っています。

日南市のウェブライター育成計画に絡んでいる宮崎市のアラタナさん、クラウドワークスさん、あたりと組んでやっていきたいですね。

日南市のモデルが小林市に横展開できれば、全国の自治体にも波及できますし、やるからには全国に波及するモデルという視点を持っていたい。

以上、田舎にノマドワーカーを増やそうプロジェクトですが。

賛同してくれる読者の中で、市内で光回線の入った空きスペースを貸して頂ける方いらっしゃれば、ぜひご一報くださいませ。

また、小林市界隈で在宅ワークをしたいという方も気軽にお問い合わせください。

 

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東京から宮崎に移住しました!
「#移住日記」書いてます。
宮崎県小林市で地域おこし協力隊やってます。

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ABOUTこの記事をかいた人

Shinta Hosokawa

岩手県出身の86世代。2015年10月、東京から小林市へ地域おこし協力隊として移住。情報発信からの現地滞在、新たな人の流れを作るべく。メディアを育てつつ、ブックカフェ兼ゲストハウスというリアルな箱を準備中。