神山プロジェクトが謳う【東京を救う新しい働き方】とは?

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徳島県の神山プロジェクトを牽引する、NPO法人グリーンバレー理事長、大南さんの講演会書き起こし後編です。

前編はこちら↓
やってみなはれ!徳島県の神山プロジェクト流アイデアキラー撃退法

次世代へ想いをつなぐ図書館Hidden Library

COCO歯科と同様、山の中に図書館を作った。隠れ家図書館という名前で、ユニークな仕組みを導入した。普通の図書館と違って、みんなで作る図書館だ。本を一冊でも寄贈してくれた人には合鍵を渡す。利用できるのは鍵を持っている人たちだ。読み終えた後の本、オススメの本、思い思いの本を置いていってもらう。自分が本を置くことで、図書館に愛着が生まれる。

すぐには完成しないかもしれない。本が少しずつでも集まっていけばいいと思っている。自分らが生きているうちは小さな図書館かもしれない。でも、それが少しずつ増えていって、自分の子どもや孫の代、次の世代の人たちが完成を見てくれたらと思うとワクワクする。「これ俺のじいちゃんが置いた本だ。」なんて、続いていくのを想像すると嬉しい。

地域づくりは短期のスパンで考えるとつまらない。もっと大きな世代を超えた視点で、まちづくりを考えるとワクワクするアイデアがたくさん出てくる。

観光客ではなくクリエイターが集う芸術の街をめざして

アートの街を目指す時に二つの方法がある。

一つは観光客を呼び込む方法。そのためには、評価の定まった芸術品を集める必要がある。しかし神山町にはお金がない。芸術に長けた、評論できる人材も不足している。この方法では難しい。

別のもう一つの方法が、クリエイターに制作をしに訪れてもらうという発想だ。滞在満足度を挙げて、作品を自由に作れるようなまちづくりを進める。最近の例だと、バス・アーキテクツの彼らがそうだ。

建築家集団バス・アーキテクツが設計費無料でも訪れるわけ

神山町にはバス・アーキテクツという建築家チームが訪れて、空き家のリノベーションなんかをしてくれている。神山町はお金がない。だから設計料は出せない。交通費も飛行機だと高いから出せない。夜行バスで来てくれと言ったら、彼らは自分らのことをバス・アーキテクツと呼びだした(笑)

なぜ、無料でもやってくれるのか?僕らは代わりに何を提供しいているのかというと、彼らには自由に設計していいよと伝えている。普通の、リノベーションなんかをする際には、依頼者がどういう物件を作って欲しいか事細かく指示を出す。しかし、彼らには自由に自分らの作りたいように作ってもらっている。

今度、彼らは改修した空き家をデザインコンペに出品する。建築家の彼らにとって、自由に建物を創作できるというのは設計費無料でも引き受けたくなる魅力的なことのようだ。

空き家活用その1 職業を限定しての人材募集

神山町には商店街があるが、人口減の中で使われない空き店舗も出てきた。元々飲食店だったところは、そのまま飲食店として利用した方が、スムーズに活用できる。だから、この空き家をパン屋さんに貸します、こちらの空き店舗はデザイナーさんに貸します。という職業指名式で、移住者を募集した。

移住者に取っても地域を選ぶ際に絞りやすいというメリットもあったようだし、神山町としても、必要な人材に絞って募集がかけられるので移住後の人材登用がしやすい。移住者を受け入れる上で、どういった人に来て欲しいか。職業まで絞れるといいかもしれない。

空き家活用その2 サテライトオフィス

インターネット回線を整備したことで、デザイナーなどの場所を選ばない働き手が、神山町のサテライトオフィスで仕事をしている。オンライン営業をテスト的にしている企業もあって、営業がここでできるとなれば、より可能性は広がるだろう。

また、子供たちがこうした働き方を身近にみていれば、将来地元に帰って働けるというイメージが持てる。教育にも波及効果がある。

最近では牛小屋をガラス張りにしてオフィス化しているという面白い例もある。

空き家は2、3万円あれば普通のところなら借りられる。サテライトオフィスを持つには初期投資のリスクも小さいし、新しい働き方のテストもできるので、興味のある企業には神山町をどんどん活用して欲しい。

【VS東京】東京を救う、新しいライフスタイル

これまで地方は東京に憧れ、ミニ東京を各地に作ってきた。しかし、東京を目指す以上、ミニの枠は超えられない。

これからは、地方が独自の東京にも負けない良さをどんどん発信していく時代。

みなさん自分の街が好きですよね?好きな街を素敵な街にしていきましょう。好きであれば素敵を伝えるのはそれほど難しくない。好きを素敵に変えていくためにアクションしていきましょう!

感想

いやー、ワクワクする講演会でした。ベンチャー企業の社長の話を聞いてるかのような、これからの未来が楽しみになるような時間でした。

今回の講演で頂いたアイデアやマインドをもとに、自分たちのナリワイ作りにもせっせと励んでいきます!ホント刺激的な楽しい講演会でした。

前編はこちら↓
やってみなはれ!徳島県の神山プロジェクト流アイデアキラー撃退法

 

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Shinta Hosokawa
岩手県出身の86世代。2015年10月、東京から小林市へ地域おこし協力隊として移住。情報発信からの現地滞在、新たな人の流れを作るべく。メディアを育てつつ、ブックカフェ兼ゲストハウスというリアルな箱を準備中。
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Shinta Hosokawa

岩手県出身の86世代。2015年10月、東京から小林市へ地域おこし協力隊として移住。情報発信からの現地滞在、新たな人の流れを作るべく。メディアを育てつつ、ブックカフェ兼ゲストハウスというリアルな箱を準備中。