太陽の国地域づくり実践塾にて学んだ8つの活動事例について

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2/28(日)「太陽の国地域づくり実践塾」報告会・審査会を聴講してきました。

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宮崎県地域づくりネットワーク協議会では、宮崎県内8ブロックにおける地域課題解決、及び地域課題解決のための地域活性化策の立案・実践を通じた次代を担う地域づくりリーダーの養成を目的とした「太陽の国地域づくり実践塾」に取り組んできました。

本年度のテーマは昨年度に引き続き「食」
8ブロックそれぞれ1年間の活動を振り返り報告する会ということで、今後の活動のヒントをたくさん頂いてきましたので、その報告を兼ねてレポートしてみます。

また、今回の報告会は一般審査員と特別審査員の投票が設けられ、1位(特別奨励賞)には次年度の活動費の補助が出るという会ということもあり、せっかくですのでランキング順に書いていきます。

※昨年1位の北諸地区は今回は特別奨励賞候補除外(補助金のハンディありの為)

まずは4〜8位

西諸ブロック

こちらは僕らの住む小林から、おむすび自然学校を運営している壱岐さんの登壇。フットパスを通じた「食と地域づくり」をテーマとした活動報告がされました。

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「フットパス」とは、イギリスを発祥とする『森林や田園地帯、古い街並みなど地域に昔からあるありのままの風景を楽しみながら歩くこと【Foot】ができる小径(こみち)【Path】』のことです。

イギリスではフットパスが国土を網の目のように縫い、国民は積極的に歩くことを楽しんでいます。 近年、日本においてもさまざまな地域において、各々の特徴を活かした魅力的なフットパスが整備されてきています。

日本フットパス協会

参加者からの「壱岐さんにとってフットパスの定義は何か?」との問いに、「定義とは言えないが、フットパスを通じてその土地を歩かせて頂くという、感謝の気持ちを伴って(ズカズカ人の地に入っていくというのではなく)地元が見えてくるのではないかと思っている。」と話されていたことが印象的。

フォレストピアブロック

五ヶ瀬自然学校の若手ホープ山之内さんによる報告。個人的には一番可能性を感じるプロジェクトでした。

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「山の幸を楽しもう」というコンセプトに基づき、地元のスペシャリストにジビエ・山魚・山菜といった食材の美味しい食べ方を発見し、料理教室を手段として共有していくという活動。五ヶ瀬に限らず山間都市で可能なモデルだという点、都市部への波及効果(首都圏から自然体験したい方が五ヶ瀬に流入する可能性)、継続可能な事業モデルとしての実現性の高さを感じました。

また、高千穂・椎葉山の世界農業遺産認定を今後活用できるというのも地の利としては大きいんじゃないかと。

日向・東臼杵ブロック

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地元の伝統和菓子「お船出団子」の復刻を実現しようという活動。お船出神武天皇が国を治めるために出向したという言い伝えに由来しており、神話を絡めたブランディングという点で参考にさせて頂きたい事例です。

北諸ブロック

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昨年の1位ブロック。プレゼンターの方のプレゼン力の高さ、活動自体の質の高さ、共に際立っていましたね。

地元の歴史、文化の掘り起こし。掘り起こした歴史・文化の活用という点で、このように地域資源を活用すればいいのかという、ひとつの解・モデルを提示して頂いたという印象。

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最終的にブランディングというのはストーリーメイキングになってくると感じていますが、ストーリーを作ることと歴史を知ることってイコールなんだと確信を深められた時間でした。小林の歴史、宮崎の歴史、日本の歴史を勉強していかないとな。

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宮崎・東諸ブロック

宮崎大学の医学部の先生に日向夏の効能を研究・調査して頂きながら、日向夏の魅力発見ツアー、日向夏の商品開発といった活動を推進しています。

美容・健康に絡むと一気に食材の価値は高まりますからね。専門家との共同開発という新たな視点も持ちつつ活動していきたいなと。

ここからは、上位3チームのご紹介

第3位 児湯ブロック

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情熱大陸を想起させる動画がプレゼンが印象的。地元の食材を使ったオリジナルカレーを作りつつ、「食」と「人繋ぎ」をどう絡ませていくか。とにかく人と人を「繋ぐ」ということを大切にしている模様。

第2位 南那珂ブロック

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日南市の若手4名のプレゼン。漫才形式で活動報告をするというスタイルは、フレッシュさと、ユーモアとういう点において群を抜いていました。

日南といえば、やっぱり伊勢海老なんでしょうか。絵美ちゃんのご両親と食べた伊勢海老づくしがまた食べたいな…

参考:日南【大海】にて一生分の伊勢海老を食す ※空腹注意 動画あり

第1位 延岡ブロック

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延岡ひよこ倶楽部

代表と20歳の学生時代からまちづくりに関わってきた女性という2人によるプレゼン(代表曰く延岡一の美男と美女によるプレゼン)。

地元の若者の活動をいかに応援していくか?という若者支援、後継者育成の仕組みづくりが各審査員からの高評価ポイントでした。

代表の「自分が聞きたいことを聞ける人が身近にいなかった。だから、若手が何でも気兼ねなく聞ける相談役としてありたい。」という次世代の人材に対する想いにじ〜んと心を打たれます。

テーマの「食」の話はそれほど出てませんでしたが、実際に育っている若手のプレゼン・エピソードの質が秀逸でした。

最後に

今回の特別審査員の方々は、UMKテレビ宮崎、宮崎県総合政策部、MRT宮崎放送、宮崎日日新聞、NHK宮崎放送、東京富士大学の役職の方々という錚々たるメンバーでして、講評自体からも学びの多い時間でした。

小林の壱岐さんともお会いできましたし、早速今後の活動に向けて頂いたヒントを活用していこうと思います。いやーホント濃密な時間でした。

 

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東京から宮崎に移住しました!
「#移住日記」書いてます。
宮崎県小林市で地域おこし協力隊やってます。

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ABOUTこの記事をかいた人

Shinta Hosokawa

岩手県出身の86世代。2015年10月、東京から小林市へ地域おこし協力隊として移住。情報発信からの現地滞在、新たな人の流れを作るべく。メディアを育てつつ、ブックカフェ兼ゲストハウスというリアルな箱を準備中。