地方には〝ちょっとできること”を活かせる・伸ばせるフィールドがある

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地域おこし協力隊として役場の地域振興課で働き始めて3週目。

ミッションとして募集要項にあったのは、
【基本的活動】地域の活性化に貢献(物産品の販売促進支援・インターネット販売のシステムの運営・地域資源を活用した産品開発やブランド化の支援)

【定住・定着に向けた活動】自らの定住・定着を図る(3年後の任期終了後も住み続けられるよう仕事を創ったり、関係性をつくったり)

まずは、町のこと知るところから、ということで最初の数日は挨拶回りをしながら町を歩き、そこからは毎週末イベントがあり、そのお手伝いを中心に日々が猛スピードで過ぎていきました。

(業務中ではないですが)地域の方々と囲炉裏を囲んで交流を深めたり

(業務中ではないですが)地域の方々と囲炉裏を囲んで交流を深めたり

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〝地域振興課”はその名のとおり、地域が盛り上がるための活動をいろいろサポートしているので、地域の様々な団体が行う祭りやイベントなどに運営として関わっています(役場ってこんなにいろんなことやってるんだなーと初めて知りました)。

その中で、(元々広報やPRをやっていた・やりたいと話していたので)イベントのカメラ撮影やポスター・マップ制作、冊子編集から、看板作成の大工仕事・会場設営の体力勝負仕事や芋の袋詰めなどまで、まだ3週間も経っていませんが様々な幅の広い仕事をしています。

手前のA型看板も木で手作りしました

手前のA型看板も木で手作りしました

約1000個の芋を袋詰め

約1000個の芋を袋詰め

「写真撮影やポスターなどの制作・冊子編集」とありますが、

東京で広報の仕事や広告制作、インタビューやライティングなどの仕事をしてきましたが、写真撮影やデザイン系のことは自己流でちょっとやっていただけでした。

東京にいたころは「私できます!やります!」とは言えなかった「ちょっとできること」が、地方ではあまりやっている人がいない(特にWebやPC系)こともあってか、活かせる・伸ばせるフィールドがたくさんあるのでは!と感じています。

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私はMacを基本PCにしてもらい、Adobe IDも取得してもらったので(役場の中で唯一)、チラシやポスター、冊子の編集など「Macでソフトもいろいろ入っているからできるよね!」と声がかかる。

広報をやっていて聞き書きをやりたいという話をしていたので「次の広報誌の表紙撮影してみてよ」「イベントで撮影担当ね」とカメラ撮影のポジションになる。

正直、イラストレーションは使い方あまり知らないんです。

カメラも詳しくなく勉強中なのです。

だけど具体的な仕事を任され、同じことをしている人もいないので、わからないことを調べながらやっていると、日に日にできることも増えて、そうするともっとやりたくなる。

「ちょっとできること」を堂々とやれる、磨いていけるフィールドがあることが嬉しいと感じています。

テーブルを創る私。できることが増えていく喜びをいろんな場面で感じています

テーブルを創る私。できることが増えていく喜びをいろんな場面で感じています

そのフィールドを今後もっと深めて活かしていけるかどうかは、自分次第だと思うので、一つ一つ小さくても形にしていくことを積み重ねていきます!

 

田舎には何も無いのではなく、「すでにある」豊かさがいろいろあります。
場所によって地域おこし協力隊や移住者などに求めるものは異なると思いますが、「すでにある」豊かさを形にしたり発信して届けたり、外からの視点であるものの隙間にある光を発掘したり…

「これでは食べていくのは無理だ」と諦めた「ちょっとできること」を試して活かして磨いていくのに、地方暮らしの環境は一つの選択肢になっていくのではと思いました。

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ABOUTこの記事をかいた人

Emi

北海道函館出身の86世代。自然の中で食・住・ナリワイを創る暮らし目指して、2015年9月26日から夫婦で東京から宮崎県小林市野尻町へ移住。広告営業、地域情報誌の記者編集、広報などを経て、現在は地域おこし協力隊&聞き書きライターとして活動中。 広報PRの仕事や聞き書き本の制作・ハーブを中心とした畑づくりをしながら、移動式古書カフェ・ゲストハウスオープンへ向けて準備中です。