福岡が移住人気地となる8つの理由|移住の準備下見段階ではここを見ろ

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連休中にプライベートで福岡視察に行ってきました。近年の福岡と言えば移住人気地の筆頭都市。人口流入、特に若年層のそれが多いことで知られます。

増えているのは,選ばれているから。 – 福岡市の人口/増加率と若者率

なぜ移住者が多いのか?なぜ移住者に選ばれているのか?

その理由も探るべく、今回は自分が福岡に移住するならどこを見るか?という視点を持っての福岡入り。

福岡に移住したいかどうか?というシビアな視点を持って視察したことで、移住希望者が候補地絞りの段階でチェックすべき項目を8つにまとめられました。(※項目は超個人的な独断と偏見です。あしからず。)

これから移住を考えている方、移住者獲得に動いている方の参考資料にどうぞ。

1.街の文化度【指標】本屋/図書館の充実度

僕が地方移住して気付いたことのひとつに、本屋さんと図書館が人に与える影響力というのがありますAmazonがあれば今の時代、どこでも大丈夫でしょ!と移住前は思っていたんですが、それは違いました。

リアル書店は重要です。というのも実際、Amazonの説明書きだけではその本が自分に必要なものなのかどうか判断することができないこともありますし…買って届いた本が、想定していたいイメージと全然面違くて読まないというケースは誰でも経験あるんじゃないかと(俺だけ?)。

その点リアル書店だと、ちょっとパラパラめくってその場でチェックできますし。何よりリアル書店のレイアウトの持つ影響力を感じましたね。

いい本屋さんはレイアウトがいい。で、関連本が並べられているから、自分が知らなかった本で興味ある本が見つかったりする。偶然の本との出会いがある。だから知的好奇心をくすぐる本屋/図書館があるか、充実しているかどうか。

勉強が好きな人、好奇心旺盛な人はチェックすべきだポイントかと。福岡はその点大型書店が充実してます↓

参考リンク:知っていると便利!天神周辺の大きな本屋さん7選 | Miner8

2.暮らしやすさ/快適空間の有無【指標】カフェ/住空間の充実度

実際に移住するとなった際、暮らしやすい街か住んで楽しい街かというのも重要です。

僕にとっては滞在空間が快適であることも大切にしたい。その上で重視したいのがサードプレイスとしてのカフェの充実度、居住空間の快適さです。

平日であれば仕事上がりにちょっと寄れる、休日でも混み過ぎていない、家と職場から離れて一人になれるサードプレイスとしてのカフェが幾つあるかどうか。この点も見ておきたいポイントです。

同時に、日常的に住む住空間が快適か、家の周囲に開放感を感じられるかもチェックしたいところ。広々とした公園や海があるかどうかもあわせてチェックしたいですね。

参考リンク:福岡のオシャレな人気カフェBEST15 – Find Travel

↑ちなみに、ここ僕の親友が大阪でやってるオシャレ喫茶店。余談ですがオススメです。

3.食文化の充実度【指標】オーガニック食店/外食産業の充実度

衣食住の中でも食の重要性は多くの人が共感するポイントではないかと。僕なんかはタイ料理が好きなので、一時期毎週末のように新宿のタイ料理屋を巡っていました…

これは極端な例にせよ、お気に入りのお店がどれだけあるか。また、食にこだわる方にとってはオーガニック食材を扱うお店がどれだけあるかも重要視したいポイント。

参考リンク:福岡市の自然食オーガニックレストラン おすすめ6店!リピ店ランキング

4.起業しやすさ/働きやすさ【指標】起業サポート/仕事の充実度

実際に住むとなれば、働く環境または起業/ナリワイ作りを進める環境が整っているかどうかも重要なところ。むしろここをクリアできれば、多くの移住予備軍にとって大きな追い風となるでしょう。

起業サポートと言っても行政的なサポートは多くの自治体が実施しているので、それ以上に民間でそういった動きをしている人たちがどれだけいるか?ということがポイントになるかと思います。

福岡で言えば、コワーキングスペースが幾つかあり、新たに起業しようという人たちのコミュニティが幾つも形成されているのは高ポイントですね。

参考リンク:福岡市スタートアップカフェ公式サイト | 福岡市創業支援拠点

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5.自然の魅力/距離感

東京都心からの移住を考えている方の多くが、自然に触れ合いたいという思いを持っているもの。その上で、その自然が魅力的なものかどうか?というのは重要ポイントです。

自分の求める自然、それが豊かな山暮らしなのか、ビーチライフなのか。はたまた、その両方を求めるのか。都市部との距離感はどれくらいが理想なのか。

僕らも勢いで移住して、事前にそんな細部まで考えてはいませんでしたが、この記事を読んでくれてる移住予備軍の方には、そういった部分も考えてもらえたらその後の移住生活の満足度というか納得感が増すのではないかと。

6.多様な人材/コミュニティの有無

で、個人的に一番重要だと思うのが人/コミュニティの多様性です。僕なんかで言えば、いろんな人やコミュニティから刺激を受けたいと思うたちなので、多様なコミュニティがあるというのは魅力的な街の要件。

地方に行けば行くほど、価値観が単一になってコミュニティも少なくなる印象がありますが。その中でも、多様なコミュニティの創出ができる地方都市が出て来れば、街の魅力はグッと上がっていくと思います。

リチャードフロリダの書いた【クリエイティブ都市論ー創造性は居心地のよい場所を求める】では、ゲイやボヘミアンのいる土地は、その後地価が倍増するなんて研究も紹介されてますが、それだけ多様な人材を受け入れられる街に人気が集まるということを示しているんですよね。

7.教育プログラム/子育て環境

子育て世代にとってはいい教育が受けられるかどうか?というのもポイントになります。

僕なんかはこれからの時代自宅学習がいいんじゃないか?なんて思う部分もありつつ、シュタイナー教育のような個性を伸ばす教育プログラムにも関心があります。

で、こうした教育プログラムを目的に移住するという方も実際にいます。名前忘れちゃいましたけど、プロスポーツ選手のコーチされてるあの方(誰だっけ?)もシュタイナー教育を目的に神奈川に移住してましたもんね。

また、子育て世代に手厚いサポート体勢があるかどうか、というのはこれから重要になってくるでしょうね。

8.自然災害/人災リスクの有無

311の震災を契機に移住を考えた人、実際に移住した人が多いというのも事実です。

僕も生まれは岩手県の釜石市というところで爺ちゃんは漁師でしたが、流石にあの津波を見てしまったら海沿いに住むのはちょっと怖い。

宮崎に移住して海に行こうなった際、真っ先に過去1000年くらいの津波被害を調べましたもんね。幸いそれほど大きな津波は来ていなかったけれども、いざ津波リスクがあったときに逃げられるルートがあるかどうかも確認しておきたい。

歴史上、過去に何度も津波の被害があって逃げ道が確保されてない場所には流石に住もうとは思えない。同様に原発が近い場所もちょっと怖くなってしまいました。

また、候補地の自然災害リスクとあわせて人災の少ない治安のいい土地なのかというのも見ておきたいところです。

まとめ-優先度をつける

ということで今回は、福岡視察を踏まえて8つの視点から、移住前にチェックすべきポイントをまとめてみました。勿論人によってはこれ以外にもチェックすべきポイントはあると思うので、あくまで参考にしてもらいつつ。

何より、全ての条件を満たす都市を見つけるというのも難しいものですから、移住する上で街に求めるものを列挙したら、それらに優先順位をつけて自分のベスト都市を見つけるのがいいのではないかと思います。

その上で環境に全てを求めるのではなく、環境を創り出す/生み出す姿勢も持ち続けていれば、納得の移住生活を送れるのではないでしょうか。

P.S
個人的には福岡、思っていた以上に海も街も少し狭い印象でした。もうちょっと開放感ある街の作りだと理想的なんですけどねー。

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ABOUTこの記事をかいた人

Shinta Hosokawa

岩手県出身の86世代。2015年10月、東京から小林市へ地域おこし協力隊として移住。情報発信からの現地滞在、新たな人の流れを作るべく。メディアを育てつつ、ブックカフェ兼ゲストハウスというリアルな箱を準備中。