宮崎商工会議主催の創業スクール体験講座に参加してきました。
その中で紹介されていた、宮崎の有機無農薬野菜の通販サイト「めしんせ」。
震災をきっかけに家族4人で東京から宮崎へ移住してきた女性が、自身の経験を元に立ち上げた事業です。
ネット通販は私たちも移住前にやってみたいなと考えていた一つで、とても共感する内容だったので、繋ぎ屋でも紹介したいと思います!
「めしんせ」の成り立ち:震災を機に東京から宮崎へ移住
2012年8月にオープンした通販サイト「めしんせ」。
「めしんせ」を立ち上げた背景には、代表ご自身の実体験がありました。
東日本大震災のあと、関東では放射能の影響が心配される中、二人の幼い子どものため、安全な食材を探し求めスーパーをはしごする日々。
「関東では西日本の食材は手に入りにくく、安全な食材を選ぶことが難しかった。同じく不安を抱えているママ友も多く、ないなら自分でつくろう」
移住後、何のつてもない中、子どもたちを連れて有機栽培をする農家さんを回って、自身の経験、通販サイトの構想を伝えて歩きました。
直売所で販売されている、無農薬化学肥料不使用の野菜の安さと売れ残っていることに驚き、
「私と同じように必要としている人が都会にはたくさんいる。必要な人に良いものが適切な価格で届く仕組みをつくりたい」
想いが伝わり、農家さんの協力が得られ、少しずつ口コミで評判を呼び、特に都会の子どもを持つ家庭に人気通販サイトとなっています!
「めしんせ」のこだわり:宮崎の産直自然食材を全国に届ける
放射能汚染だけでなく、農薬や化学肥料、防腐剤や保存料を使わない、
「自分の子どもたちに食べさせられること」
を基準に選らびぬかれたこだわりの商品を販売。
「野菜や米、加工品に至るまで、生産者に生産工程や使用原材料などを細かく確認し、安全と認めた高い品質の商品のみをラインナップ」
町をあげて有機栽培を進めている綾町を中心に、
旬の野菜や米、肉、ハーブ、お茶、乳製品、調味料やジャムなどの加工品など、多彩な商品が並んでいます。
生産の現場にいるからこそ、自分の目で確かめ、話を聞き、本当に良いと思うえるものを届けることができるのだなと感じました。
今後は要望の多い、木材の食器や雑貨なども販売していくそうです!
ちなみに、「めしんせ」とは、宮崎県南郷地方(主に日南地区)の方言で「ご飯のおかず」という意味。
めしんせの安心・安全な食材で、お母さんの愛情たっぷりの「ご飯のおかず」を作っていただきたい。そして多くの子供達を笑顔にしたい。
という想いが込められた名前です。
自分が心から求めるものを提供する
「自分があったら絶対ほしいと思っていたサービスだから、絶対うまくいくと思っていた」
何のつても経験もない中での起業に、不安は全くなかったと語る代表。
自分自身が絶対にほしいと思ったものを提供する強さを感じました。
現役のお母さんが選ぶ、宮崎の安心安全の商品が買える通販サイト「めしんせ」。
九州の産直自然食材をお探しの方、ぜひごらんください!
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Tsunagiya Library
北海道函館出身の86世代。自然の中で食・住・ナリワイを創る暮らし目指して、2015年9月26日から夫婦で東京から宮崎県小林市野尻町へ移住。広告営業、地域情報誌の記者編集、広報などを経て、現在は地域おこし協力隊&聞き書きライターとして活動中。
広報PRの仕事や聞き書き本の制作・ハーブを中心とした畑づくりをしながら、移動式古書カフェ・ゲストハウスオープンへ向けて準備中です。