先日の地震で「宮崎は大丈夫?」と関東や北海道に住む家族や友達から心配と励ましのメッセージをいただきました。
こちらは被害なく無事です。(と書いている最中にも余震が…)
熊本では多くの方が被災されて、今も避難されている方々がたくさんいて、安息できない状況だと思います。
甚大な被害を受けられました皆様に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。そして、1日も早く安心して暮らせる日常が戻ることを祈っています。
こんなときには、すぐに役立つような有益な情報を発信できないといけないんじゃないかと思って、しばらく更新が滞っておりましたが、今感じていることを素直に書いてみようと書いた記事です。
「こんなときに不謹慎?」と思いつつ、LIVE会場へ
4月16日の深夜1時過ぎに大きな地震があり、私の住む宮崎県小林市でも震度4と余震が続き、夜中に何度も目が覚めました。
翌日も眠気と不安な気持ちで家で家族でぼんやり過ごしていたのですが、夜に隣町の宮崎市で大好きなバンドのLIVEがあったのです。
高校生のときから好きで、地元の小さなLIVEハウスにも来てくれて何度もLIVEに行ったバンド。
東京では大きな会場でしか観ることができず、地方の小さなLIVEハウスで観るのは大学を卒業して以来、とっても久しぶり…。
チケットもとれて、数ヶ月前から楽しみにしていました。
「余震が続いているの中で行って大丈夫か?」
「こんなときにいいのか??」
と思いつつ、パートナーに送ってもらい行ってきました、THE BACK HORNのLIVE「KYO-MEIワンマンツアー」~運命開歌~
宮崎市内のライブハウス「宮崎SR-BOX」。
最大収容人数が200人。
ステージまでの距離、2メートル以内。
演奏する指先の動きも汗も表情も、めっちゃはっきり見える。
こんなに近くで一体感を感じながらのLIVEは、地方の小さいLIVEハウスでしか味わえない。
全身全霊で自分を生きる姿は、観る者の心をも動かす
THE BACK HORNの魅力は、なんといってもLIVEにある。
このステージで最後なんじゃないの?
と毎回思うほど、今しか考えていないような、今、ここにかけるエネルギーが凄まじい。
派手な舞台装置も衣装も何もなく、4人が在って全身全霊で自分を生きている生き様があるだけ。
「俺はこうやって生きてる。お前らはどうしたいの?」
そう言われているような、何かを促すでも引っ張っていくでもなく、ただただ自分自身を全力全開で生きている、その生き様を音楽を通して表現している。
その姿に触れて、自分はどうする?自分を全身全霊で生きているのか?って自然と問いが生まれる。
彼らは福島・茨城出身メンバーが主で、東北の震災の際も地元が被災して、音楽の力を通してできることをやり続けてきた。
今回の熊本での地震のことも相当気にかけていて、LIVE中も何度もその話題に触れてくれていた。
何よりも、音楽を通じて、LIVEを通じて、「生きること」「命を燃やすこと」「自分を生きて、その先に共鳴し共に響かせ合えること」を感じさせてくれました。
”好き”を感じるエネルギーって最強だと思う
どんなときでも、自分から好きだと感じるものや人やことに触れていられると、ただそれだけで、とてつもないエネルギーが湧いてくることを、今回改めて感じました。
そして、”好き”を感じるココロが共鳴し合うと、全然知らない人同士なのに繋がりを感じ、好きのエネルギーがより大きなエネルギーを生んでいくんだなと思いました。
自分から好きだと思うことをどんどんやって、好きって思うココロを大事にしていこう。
”好き”のエネルギーは大きい。
「好き」「愛している」「いいな」「やりたい」「おいしい」「うれしい」「楽しい」「気持ちいい」
そんな気持ちを無視せず後回しせず、優先的に選んでいきたい。
北海道函館出身の86世代。自然の中で食・住・ナリワイを創る暮らし目指して、2015年9月26日から夫婦で東京から宮崎県小林市野尻町へ移住。広告営業、地域情報誌の記者編集、広報などを経て、現在は地域おこし協力隊&聞き書きライターとして活動中。
広報PRの仕事や聞き書き本の制作・ハーブを中心とした畑づくりをしながら、移動式古書カフェ・ゲストハウスオープンへ向けて準備中です。