古今東西のナリワイを紹介していくシリーズ、第2弾!
今回は、江戸時代からあった【家守(やもり)】というナリワイを紹介します。
<参考>【牛削蹄師という仕事】命を支える現場で働く誇り~古今東西ナリワイ紹介~
家守とは??
地主・家主に代わってその土地・家屋を管理し、地代・店賃(たなちん)を取り立て、また、自身番所に詰めて公用・町用を勤めた者。差配人。
出展:https://kotobank.jp/word/
江戸時代、人口の多さに行政の人数が追い付かず、管理しきれない部分がありました。
行政に頼らず、町民自らが町の維持管理をするために生み出したナリワイが家守でした。
「自分たちの町は自分たちで守る、よくする!」
まさに住民主体の町づくりです。
そんな江戸時代の家守の発想を、リノベーションして誕生したのがこちらの会社!
私たち北九州家守舎は、江戸のまちの「家守」の職能を現代に活かし、まちの差配人として、地主・家主たる不動産オーナーと魚町エリアの新たな産業を担うビジネスオーナーをつなぐ役割を果たします。
出展:http://www.yamorisha.com/vision
一級建築士、カフェオーナー、地域創生を教える大学の准教授など、多彩な経歴を持つ専門職集団で、
北九州の魚町という商店街から、「自分たちのまちは自分たちでなんとかする」という民間型のまちの再生と発信を全国に向けて取り組んでいる会社です。
遊休不動産をリノベーションによって魅力的に再生しながら、新しい事業を興すビジネスオーナーを支援し、地域内の人的新陳代謝を促します。
「リノベーションスクール@北九州」の企画・運営といった、不動産再生に必要な知識や手法を社会に広めるための教育活動も行っています。
リノベーションスクール、DIY的なことだけでなく、空き店舗をリノベーションして、新たな若い事業主を応援する取り組みもしているそうです!
とても興味深い…!
ナリワイの種類が今の何万倍もあった江戸時代を知ることで、現代のナリワイづくりに活かしていけるんだなー!と実例を見て改めて感じました!
合わせて読みたい!
日刊繋ぎ屋マガジン(平日毎日更新)
繋ぎ屋オススメ本のまとめ
Tsunagiya Library
北海道函館出身の86世代。自然の中で食・住・ナリワイを創る暮らし目指して、2015年9月26日から夫婦で東京から宮崎県小林市野尻町へ移住。広告営業、地域情報誌の記者編集、広報などを経て、現在は地域おこし協力隊&聞き書きライターとして活動中。
広報PRの仕事や聞き書き本の制作・ハーブを中心とした畑づくりをしながら、移動式古書カフェ・ゲストハウスオープンへ向けて準備中です。