自分の内側がクリアな状態で世界を見て選んでいく~〝地域おこし協力隊”の名に引っ張られずに在りたい~

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東京から宮崎へ移住して41日目。

地域おこし協力隊として就任して1か月が経ちました。

先日、東京に1か月ぶりに行き少し前まで暮らしていたとは思えない感覚になりました。
宮崎での1か月、濃い毎日で時の流れが深く感じています。

役場の地域振興課に所属し、日々活動する中で感じていることをまとめてみようと思います。

 

地域おこし協力隊は、いろんな立場の人の話を聞く機会がある。

 

私が所属する地域振興課は、地域の振興のために祭りやイベントの手伝い、事務局、運営、地域の団体の活動支援、商品開発や販促などの相談、広報活動、その他困りごとなど、いろいろなことをやっています。

大きな役所ではないので基本的にはのんびりとした雰囲気で、働いている人たちはみんな優しく、殺伐とはしていないですが、独特なものがあるなーと感じています。

 

役所の中でも役職や年齢、地元の人かそうでないか、などで視点は様々。

地域の中でも、近所の人、移住者の人、商店街の人、昔から住んでいる人、若い世代の人、第3セクター的な会社の人(その中でも現場の人、経営陣)、・・・

協力隊という立場は、役所に席はあるけど役所の職員ではなく、地域の一住民であり移住者であり、私たちは地域の中では若手で、

まだ来て1か月ちょっとですが、いろんな人からいろんな話を聞く機会が多くあります。

 

みんな言うことがいろいろ!

立場によって見ている世界が全然違う。

「○○さんは、こういうところあるから気を付けた方がいいよ」
「○○については、この辺りだと○○さんが一番詳しいから、その人の言うことを聞いた方がいいよ」

この地域のことをまだ知らないから、言われたことを素直に聞いたほうがいい。

アドバイスだから聞かないと!

・・・

そうしていると、言ってることは人によって違うし、実際会ってみたら聞いていた話と違うことあるし、私の感覚がずれている?って不安になったり…

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外側の声を優先させると、いつの間にか周りを責めたり恨む気持ちが生まれる

他人の見ている世界と私の見ている世界は違う。

他人の見ている世界を基準にすると、自分の感覚と離れていくだけでなく、何かあったときに誰かのせいにしている私がいる。

「なんか違うじゃん。あの人、言っていることなんかおかしくない?」

誰かを批判して、どんどん自分の内側から湧いてくるものと離れていっちゃう。

外側の声を優先させることは一見いい人のようだけど、

結果的に「なんでこんなことさせられるんだ!嫌だ!」

「あの人の言ったことのせいでこんなに大変な思いをしている、むかつく!」

などと、嫌な気持ちを周りに向けることになりやすい。

 

他人の基準でなく自分の基準で、クリアな状態で世の中を見ていたい。

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みんなの話を聞くこと、尊重することは大事だけど、どんなときも基準は自分の中に、外側でなく内側に持ち続けていたい。

立場とか役職とか外側から付いたフィルターも外して、私の中がクリアな状態での世の中を見ていたい。

他人軸でなく自分軸で。

 

〝地域おこし協力隊”

この仰々しい、というか、「地域をおこすために協力する人」という名前に引っ張らすぎて、外側の視線を優先させて自分を失わないよう在りたい。

そんなことを改めて感じた最近でした。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

Emi

北海道函館出身の86世代。自然の中で食・住・ナリワイを創る暮らし目指して、2015年9月26日から夫婦で東京から宮崎県小林市野尻町へ移住。広告営業、地域情報誌の記者編集、広報などを経て、現在は地域おこし協力隊&聞き書きライターとして活動中。 広報PRの仕事や聞き書き本の制作・ハーブを中心とした畑づくりをしながら、移動式古書カフェ・ゲストハウスオープンへ向けて準備中です。