今日は北きりしま田舎物語の夏木さんちにお邪魔して、脱穀の現場にお供させて頂きました。
毎日食べてる米なのにも関わらず、間近で生産の現場を見るのは初めてなんですよね、今月29を迎えるのに。(ちなみに最近判明したこととして、小林市のゆるキャラこすもーと私同じ誕生日でした。ここでもまた縁を感じます。)
私と誕生日が一緒なこすもー
でもまぁ、結構そういう人いるんじゃないかな。俺のように家が農家でなく、そのまま学校を卒業して普通のサラリーマンになったら、まず農家の仕事を見る機会なんてないですもんね。
そんなわけで、今日体験したことを元に、ちょっとだけ農家の仕事を写真でシェアしていきますよ!
今日はこちらの乾燥させた稲から籾(もみ)をとる脱穀という作業です。
これを機械にかけまして、余った藁(わら)は牛のエサになります。
で、籾…じゃないな(ここで気付く)。藁が外れた稲がこうして袋詰めされます。30kgずつ袋分けされていき。
このようにトラックに詰めて運びます。
一日に30kgの袋を90個位運ぶらしい…30kg×90個って…2700kg、って約3トンってこと?まじかよ…どんだけ身体鍛えられるんだよ。
軽々と運んでいく夏木さん。還暦とっくに超えてますよね。マジで俺の身体なまり過ぎてんじゃねーかと思う。農作業する方々は身体が丈夫なわけですわ!
チームワークも抜群。それぞれが自分の役割を無心でこなしていく。稲を運ぶ人、機械をかける人、ハゼを外す人、重いものを運ぶ人(夏木さん)、流れるように、もう言葉を交わすまでもなくスムーズに進んで行く。
そういや、ここって夏木さんの田んぼなんだっけ?と疑問に思い聞いてみれば、今日は鶴田さんの稲作を手伝う日なんだとか。
この辺には【結(ゆい)】という言葉があってな…と語る夏木さん。結とは、支え合いの精神らしく、この辺りではみんなで畑仕事を手助けしあってるんだとか。いいですね、そういうの。近すぎてめんどくさそうなことも多そうだけど、困ったときはなんだかんだで助け合ってるのはいいと思うなー。
余ったものは牛のエサに。今日は午前中で、この範囲を終えました。いやーにしても日に焼ける。こんな秋晴れの日に外に出て身体を動かす農作業。重労働は間違いないですが、ずーっとデスクに籠っているよりも数倍健康的な生活だと思います。
ジムなんか通わずとも汗をかき、自分の食い扶持を生産する。
都会のサラリーマンも、こうして農作業すれば、いいストレス発散になるんじゃないかな。
今はどこも稲刈りシーズン。秋晴れが気持ちいいし、興味持った方には自分でもやってみることをオススメしたいです。
岩手県出身の86世代。2015年10月、東京から小林市へ地域おこし協力隊として移住。情報発信からの現地滞在、新たな人の流れを作るべく。メディアを育てつつ、ブックカフェ兼ゲストハウスというリアルな箱を準備中。