地域おこし協力隊の受け入れ自治体は入口を広く設けて、どんどん隊員に失敗させたらいいと思う件

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地域おこし協力隊は入口を広く設けて、どんどん人を呼んだらいいと思っている件ですが。

例えば僕のいる小林市は僕らの代で9人いて、地域おこし協力隊の導入人数としては多くもなく少なくもなくという規模ではありますが、来年からは新たに2人追加されるということで、どちらかというと勢いに乗って導入を進めている例かと思いますが、最初はやはり慎重に受け入れていたようで。

地域おこし協力隊とGoogleで検索をかければ、『地域おこし協力隊 失敗』なんて検索ワードが上位に来ることからも、導入にうまくいっていない(どれを失敗とするのかはそれぞれ判断があると思うのだが)ケースも多々あるので、慎重になるのもわかりますが、結局新しいことをするには失敗がつきもので、多くの新規プロジェクトは失敗する方が多いわけで、それでもチャレンジせずにはどこの地域も、日本という国自体も衰えていくだけなのだから、どんどん失敗させればいいと個人的には思っていて。

島根県なんかは過疎という言葉の発祥地と呼ばれるだけあって、地域おこし協力隊もかなりの人数受け入れていて、募集もしていて、窓口も広く、定住するかどうかは住んだ後に決めたらいい、というようなハードルの低さが、より人を集めている要因にもなっているんだと思っていて。

結果的に島根には地域おこし協力隊を使って人が集まるし、結果オモシロイ新しい試みをやる人が多くて、外から見たら島根はいろいろやってるなーという印象になっていますし、こうなってくるとどんどん人が集まるという好循環のスパイラルに入っていく。

小林は好循環のスパイラルに入っている途中の段階で、そういう意味で第二創業期ともいうべき面白いタイミングで入れたなーと感じますが、これから新たに受け入れようという自治体もそういったフェーズが最初はあるもんだと、わかったうえで、市の関係者にも最初はうまくいかないかもしれません!という前提を伝えた上で、受け入れを始めれば、最初の摩擦も少なくなるんじゃないかな。

もちろん行政は、僕のように個人で好きに動けるような環境じゃないことも重々承知してはいますが、もっとライトにフットワーク軽く、チャレンジと失敗に寛容な自治体の体制が整えば整うほど、地域も国も面白くなっていくと思うんだよね。

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ABOUTこの記事をかいた人

Shinta Hosokawa

岩手県出身の86世代。2015年10月、東京から小林市へ地域おこし協力隊として移住。情報発信からの現地滞在、新たな人の流れを作るべく。メディアを育てつつ、ブックカフェ兼ゲストハウスというリアルな箱を準備中。