こちらに来て野菜を頂く機会が多く、ありがたいことに野菜を購入するという習慣からしばらく離れています。
農家さんの家に遊びに行くと何かと野菜やらお米を頂きますし、家庭菜園をされている方も多いので、いいですねー!と感嘆していると、喜んでお裾分けしてくれます。
おかげさまで、こちらに来て野菜を購入したのは、冷蔵庫が来た記念に隣の綾町のほんものセンターで購入した一度だけ。頂いた野菜で2週間ぐらい過ごしています。
本当に優しい方が多く、心が広かったり、食料が豊富だったり、いろいろと要因はあるかと思いますが、自分が作った自慢の野菜を食べて欲しいという純粋な気持ちも込められているので、いつも遠慮なく気持ちよく頂いています。
今日は協力隊の先輩の田地さんに引率して頂いて北きりしま田舎物語の会員さんの農園見学に行きましたが、完全無農薬で作ったこだわりのお米から、70品目に及ぶ野菜まで、自給自足を体現されており、広大な農地を夫婦2人でされているというのは驚きでした。
しかもお父さんは30キロの米袋を30個くらい軽トラから一人で冷蔵庫に運ぼうとしており、そのお手伝いをさせてもらったのですが、3人でタスキリレーで渡すだけで俺はもうへとへと。これを普段は一人で(笑いながら、「手伝ってくれる人がいないもんで」と言っていた)されているというのですから、どんだけ強靭な肉体の63歳だよ!とただひたすらに脱帽です。
人間っていうのは日ごろから身体を鍛えていれば、年齢問わず肉体を維持できるようです。こっちに来ておじいさん世代の元気の良さに圧倒されることが多いですが、自然の中で生きること自体が、人にエネルギーを与えているように感じます。
俺も身体をガシガシ使って、土に触れる時間を増やしていこう。
岩手県出身の86世代。2015年10月、東京から小林市へ地域おこし協力隊として移住。情報発信からの現地滞在、新たな人の流れを作るべく。メディアを育てつつ、ブックカフェ兼ゲストハウスというリアルな箱を準備中。