聞き方を変えると生き方が変わる:『わもん』聞く修行に行ってきた

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聞き書きライターとして仕事をする上で、「聞く」ということは商売道具のようなものです。

「聞き書き講座」や「インタビュー講座」など「聞く」ことを様々な場所で学んでいますが、その中で特に衝撃的だったのが「わもん」です。

「聞けば叶う」「聞き方を変えると在り方が変わり、生き方が変わる」と評判の「わもん」。

「わもん」とは何か、「わもん」式の聞き方について、どんな学びが得られたか、「やぶちゃん」との出会い…など実体験を元に紹介します。

 

わもん〜聞けば叶う〜

この本に出会ったのは5年前。聞き書きをやっていることを知る友人に紹介されて、出版イベントに行ったのがきっかけでした。

著者は藪原秀樹さん、通称”やぶちゃん”。
「やぶちゃんが聞くとどんな人も本音が出て、話しながら悩みを自ら解決する答えが出る!」と大評判のコンサルタントをしている方。

やぶちゃんとツーショット写真を撮ってもらいました!

仏様のような、芯から温かく、信じてくれている、奥深い笑顔がとても心に残りました。

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話+聞=「わもん」

「わもん」とは、東洋哲学と西洋哲学を融合させて、やぶちゃんが生み出した「聞くことによる自己修養法」です。

私が聞き書きライターとして大切にしている聞き方のベースは、この『わもん』にあります。

先日、ついに「わもん白帯入門塾」なるリアルの「わもん」を学ぶ場に参加してきました!
「わもん」を修行し黒帯をもつ人は、なんと全国に1000人近くいるとのこと……!!

 

「絶対尊敬」と「完全沈黙」

【絶対尊敬】

「わもん」において、聞き手が話し手を尊び、敬う気持ち。聞き手は話し手の存在のすべてを尊敬し、話し手が発するあらゆる考えや感情を、ありのままに受け止める。聞き手の考えや感情をいっさい差しはさむことなく、話し手の言葉や、表情、しぐさ、動作などをそのまま包みこむようにして、話しを聞く。やさしさ、思い思いのありよう。また、「わもん」をおこなう際、聞き手は自分自身に対して同様の思いをそそぐ。

これは「わもん」の基本です。

「絶対尊敬」なんだか仰々しい言葉ですが、内容は難しいことではありません。

話し手のことを敬い、大事に思って聞くこと。

相手の光の部分を信じて、絶対尊敬を贈り続けて聞くこと。

そして、自分自身にも絶対尊敬を贈ること。

 

入門塾で実際に黒帯の方にこの聞き方で話しを聞いてもらいましたが、話す方とすると、とても話しやすく嬉しくなりました。

意識していないとついつい話しを聞きながらいろんな感情が沸いてきますが、ただただ相手の光、相手の幸せに集中して聞くことなんだな、と思いました。

 

【完全沈黙】

「わもん」の聞き手が、みずからの心に浮かぶすべての考えや感情を鎮め、おだやかで、静かな心を保っている状態。話し手に対する思いこみや先入観、否定的な感情などはいっさい起こらず、いかなる話もありのままに受けとめることができる。聞き手の意識は、「今・ここ・自分・目の前の話し手」に極限まで集中して「絶対点」と一致し、自分を、何者とも比べることなく、絶対尊敬している。

「完全沈黙」と言っても、何もしゃべらず黙りこくる、というわけではありません。

どんな話も正解不正解、良い悪いの判断をせずにフラット聞くこと。

共感を超えて、共振するような感覚。

これはなかなか難しいですが、できた時の言葉はなくとも心が震える感覚、相手のエネルギーをダイレクトに受け取る感覚……いつもできるようになりたいものです。

自分に対してもついつい浮かんでくる感情をジャッジしがちな私です。まずは自分に対していつも完全沈黙で心の声を受け取りたいですね。

 

「命を聞く」感覚を体感する

やぶちゃんの「わもん白帯心徒塾」に参加してきました!

「わもん」は聞く修行と言われていますが、3時間、とっても楽しくて、何度も笑いました。何度も涙がでました。 心が震えた時間でした。

本気で聞く、魂で聞き合うってこういう感覚なのかな…
と、やぶちゃんの「ガチ聞き」「壁打ち」を真近で見て初めて感じました。

心の奥の奥の奥にある、自分でも見えなくなっちゃう光を信じてくれること、本気で聞いてもらえるって、こんなに嬉しいんだな、聞くってやっぱりいいなぁ…と体の中からじんわりと感じました。

「わもん」の聞くは、自分の奥の奥の深い内側と繋がること。

足りないものを探して求めるのじゃなくて、「すでにある」ことを信じて聞くことなんだな…と感じました。

最後にみんなの前で感じていることを話すとき、会場全体の一人一人から「絶対大丈夫。信じているよ」というエネルギーをぐんっと感じました。

初めて真近で感じたやぶちゃんの、ものすっごく信じるパワーで聞くエネルギーは、想像以上にすごかった。

そして、わもんに来ている方々は「聞くこと」を大切にしていて、その温かさが本当に嬉しいといつも感じます。

私も、魂で響き合うような深い聞くことをできるようになりたい、と改めて感じました。
5年前からずっと大事に持っていた本にサインをしてもらいました。

「命を聞く」

「これがあれば大丈夫でしょ?」と、くれた言葉。
嬉しかった!

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聞き方を変えると生き方が変わる

 

相手に対して、自分自身に対して、常にこういう聞き方(在り方)でいられたら、とても優しい世界になるなーと改めて思いました。

聞き手、話し手、両方を体験できる聴き書き会を定期的に開催しています。

ご興味ある方はぜひ一緒に「聞く」を磨き合いましょ〜♪

わもん

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

Emi

北海道函館出身の86世代。自然の中で食・住・ナリワイを創る暮らし目指して、2015年9月26日から夫婦で東京から宮崎県小林市野尻町へ移住。広告営業、地域情報誌の記者編集、広報などを経て、現在は地域おこし協力隊&聞き書きライターとして活動中。 広報PRの仕事や聞き書き本の制作・ハーブを中心とした畑づくりをしながら、移動式古書カフェ・ゲストハウスオープンへ向けて準備中です。