「ナリワイをつくる」に学ぶ① −人生を盗まれない働き方とは−

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自分で仕事を創りたい、そのためにはものすごいアイディアや資金・人脈・経験をもって起業をするしか道はない、だからすぐにはハードルが高い、そう思っていました。

『ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方』(著:伊藤洋志)は、その考えをガラッと変えてくれる本でした。伊藤さんの提唱する「ナリワイ」とは何なのか?「ナリワイ」で創る働き方とは?を紹介していきます。

「ナリワイ」とは何なのか?

個人レベルではじめられて、自分の時間と健康をマネーと交換するのではなく、やればやるほど頭と体が鍛えられ、技が身につく仕事を「ナリワイ」(生業)と呼ぶ。

「ナリワイ」は、「生業」だから、生活でもあり仕事でもある。労働かと言われれば、やっていて楽しいということも大事な条件なので、単なる労働ではない。「ナリワイ」はあくまで、人生を直接充実させるような仕事を指す。

「人生を盗まれない働き方」とは?

現代社会に生きる私たちは、生活を自給する能力がかなり衰えている。何も考えずに暮らしていると、たいしたことをしてなくても支出が高い。だから、稼ぐのを一休みして、立ち止まる余裕がない。考える余裕がないから、妙な住宅ローンを組んだり、目先の運転資金のために不利な仕事も請け負ってしまう。

これでは人生を盗まれている。

まずは、生活自給力を高めて、無駄な支出をカットしていく必要があるだろう。惰性で買い物していることは、案外多い。これをカットする。すると、余裕が生まれる。新しいことをはじめるときには、やっぱり気持ちや時間の余裕が必要だ。自分の欲しい物を、なるべくお金を使わず自分で工夫してつくったりすると、生活自給力がつく。その中でよい工夫があれば、それがそのまま「ナリワイ」になる。

「ナリワイ」は、「生業」だから、生活でもあり仕事でもある。労働かと言われれば、やっていた楽しいということも大事な条件なので、単なる労働ではない。「ナリワイ」はあくまで、人生を直接充実させるような仕事を指す。

 

「スモールビジネス」など小さくできるところから起業するという考え方とも少し違う。「ナリワイ」の始まりは「新しい仕事を創る」ではなく、生活の中で時間やお金を使っていること(支出になっていること)をいかにカットするか?からスタートしている。

自分主体な働き方ではなく、基準が他者にいつの間にかなっている。だから「人生を盗まれる」危険性が潜んでいるのだと感じました。

この本を読んで気付かぬうちに「人生を盗まれる」自分が主体ではない働き方をしていたと、ハッとしました。自分主体の働き方・仕事を創る=一念発起の起業しかないと思っていました。でもこの「ナリワイ」には新しい働き方、仕事の創り方、生き方への希望があるのではと感じています。

「ナリワイ」に次回は、本著の著者「伊藤洋志さん」とは何者なのか?「ナリワイ」はどうやって創るのか?について掲載いたします。

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